こんにちは!suiです。
前回は、水墨画教室に
入門したということでしたが
今回は、水墨画や
書道をやっていると
よく出てくる言葉
”書画同源”(しょがどうげん)
という言葉につて
お話ししていこうと思います。
書画同源とは何なのか?
私も水墨画を学び始めてから
1番最初に知った言葉
”書画同源”
そのままの字の意味を考えると
”書と画(え)は
同じ起源である”
という意味になります。
確かに、水墨画と書道は同じように
筆や墨を使ってどちらも描いていくよね?
日本人ならば
誰もが知っていると思いますが
漢字は中国から日本へ渡ってきた
と言われています。
その文字大国、中国で昔から
言われてきた言葉が
この”書画同源”
または”書画一致”という言葉です。
どういう意味かというと
書は絵を描くのに通じる部分があり
絵は書を書くのに通じる部分がある
ということ。
確かに
筆や紙を使いますし
水墨画は墨を使いますが
水彩画・油絵とかなら絵の具とか
色を使うか使わないか
ぐらいだけの違いで
どちらも使う道具は似ていますよね。
実はこれ
実際にやってみると
なるほど!!と
よく分かることがあります。
筆使いは書も絵も実は同じ!?
私は、絵も描くし
書も書くので
思わず納得してしまう
部分があるのですが
書の部分でいうと
筆の穂先がとても重要になります。
書の世界では
”点画をつけて書く”
といったりするのですが
穂先をきちんと止めたり
穂先の向きによって
キレイな整ったはらいの
字形になったりするのですが
水墨画も同じで
穂先の向きや傾け方で
様々な形を描いたりするところが
とてもよく似ていますし
水墨画で調墨(ちょうぼく)をしますが
書を書くときも
カスレをわざと出すために
墨をあまりつけずに
字を書いたりする部分も
絵を描く表現に似ていて
通じるものがあります。
調墨(ちょうぼく)とは?:絵を描くときに墨の色を薄くしたり
濃くしたり、墨の色合いを調節することだよ。
大昔の絵師と呼ばれる人は
師匠について絵を学んだわけですが
初めは絵を教えてもらえず
まずは書を書けと言われたほど
絵を描くには
筆使いや筆運びが重要と
されていた理由もこれにあります。
”書画同源”
今は筆を持つ機会も
日常ではほとんどないため
水墨画を学ぶ上では
大切にしていきたい
言葉のひとつですね。
ではまた次回〜
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