こんにちは!suiです。
今回は、水墨画を描くときの
筆の持ち方について
書いていこうと思います。
前回お話しした
”書画同源”(しょがどうげん)
というように
水墨画を描くときにも
書道と同じく
基本的な筆の持ち方があります。
今回はその持ち方について
詳しくお話していこうと
思います。
さっそく見ていきましょう!!
水墨画を描くときの
基本的な筆の持ち方とは?
書道で字を書くときと同様に
水墨画で絵を描くときも
基本的な筆の持ち方があります。
それは、”双鉤法”(そうこうほう)
という持ち方です。
双鉤法とは
親指・人差し指・中指の3本で
筆の軸をつまみ
残りの薬指・小指を
軸の下に軽く添えて支える
持ち方のことをいいます。
鉛筆の持ち方とは、違う持ち方になるんだね!?
書道や習字をやっていた方なら
分かると思いますが
書道で字を書くときと
同じ持ち方です。
そして双鉤方で筆を持ったら
次は”ひじ”はどう構えるのか?
というと
ひじは”懸腕法”(けんわんほう)と
”提腕法”(ていわんほう)・
”枕腕法”(ちんわんほう)という
構え方を使って
絵を描いていきます。
なんだか難しそうだけど、一つ一つ見ていこう!!
水墨画を描くときの
基本的な3つの構え方
懸腕法・・・ひじを宙に浮かせたままの状態で描く。書道で字を書くのと同じ方法。
大きな作品を描く時に使う構え方。手先だけでなく、腕全体を使って描く。
提腕法・・・ひじは浮かせず、手首を机の上につけた状態で描く。
小さな作品を描く時に使う構え方。小筆で名前をなどを描く時にも。
枕腕法・・・左手を右手の下に、枕のように添えて描く方法。
小さな作品を描く時に使う構え方。小筆を使うときに使われる。
今紹介した構え方は
書道で字を書く時の構え方と
全く同じです。
このことからも
前回お話しした
書画同源にとても
通じているのが分かると思います。
書道や習字と基本的には同じ構え方になるんだね!
最後に、描くときの姿勢は
これも書道で字を書く時と同じ。
目線は正面を向き
背筋を伸ばして絵を描いていきます。
今回のまとめ
始める前は
さぞかし、特殊な筆の持ち方で
描いていくのだろうなと
思っていました。
なぜなら、あんなにカスレたように
描いたり、同じ墨なのに
絵によっては全く違うもので
描いたようにも見えますしね。
でも実際は
書画同源の言葉のように
筆の持ち方・構え方は
書道で字を書くときと
全く同じなんだということが
とても勉強になりました。
また次回〜
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